今年ももう終わりですね。
終わりなんですけれども、どうしてもこれをやらずには年越せないです。
それは、人生最悪のクソキットのことです。
今から17年前の2008年に発売された「聖戦士ダンバイン」のプラモデル、HGABビルバインです。

飛行形態のウィングキャリバーに変形するこのキットには因縁があるのです。
最初に作ったのは2008年頃。初版だったと思います。
実はこのキットは問題がありまして、それは2重関節の膝関節の軸穴が狭く渋すぎて、モナカ構造の太ももと脛のパーツがなかなかハマらないということです。(個体差があるかもしれませんが)
制作当時はこの膝関節でなかなか上手くハマらないので私はパーツを強引に捻って嵌めようとして右足太もも側の軸を折ってしまったのです。
当時はそれでも何とか完成に漕ぎ着けましたが、変形はオミットしました。
あれから17年…
私は再びリベンジすべくこのキットに挑みました。
しかし私は再び前回と同じミスを犯してしまったのです。
同じミスを悔しさからキレてしまい、私はそのビルバインを未完成のままゴミとして捨ててしまいました。
未完成のプラモデルをゴミとして捨てる….初めての行為でした。
もう2度と買って作らないと心に誓いました。
誓ったつもりだったのです。
ところが、時が経つとともに「やり切らずに諦めていいのか?」という思いが沸々と湧き上がってきたのです。
気持ちが抑えられなくなった私は三度リベンジすることにしたのです。
ランナーは以下の通りです。






関節部分やハンドパーツといったパーツがあるEパーツは初版(赤バンダイ)はABS素材だったのが、近年の再販(青バンダイ)はPS樹脂に変更になっていました。



今回は過去2回の失敗の反省から膝関節のパーツの軸穴を丸ヤスリで若干広げました。

太もものボールジョイントの受け部分の穴も円錐ヤスリで若干広げました。

今回一番腹が立ったので頭部後ろのとさか(?)部分。
組んだら隙間が出来ていたので、これをパテで埋めました。


また、膝関節の可動域を広げようと脛の膝裏部分を削ったりしましたが、さほど変わらなかったな。(^^;)

その他、股関節のボールジョイント部分は可動域を広げたいのでE1とE2パーツは使わずに、熱収縮チューブを使いました。
脛パーツの足首部分も削りました。

あとはショウ・ザマのフィギュアですが、頑張って塗ろうと思っていましたが、心身とも疲労困憊で体調を崩していたので、塗るのを諦めました。
そして完成させたHGABビルバインがこちらです。





色んな意味で大変でした。
正直言いますが、これはクソキットです。
頭部のパーツの色分けは旧キット並みはまだ可愛い方で、塗り分けの必要のないパーツが違う色に成形されていたなんていうケースもちらほら。 (A9とA2、A8とA3、C16)
関節の可動も限定的で、これは初心者モデラーの私に改造技術があればの話ではありますが…..
「クソキット」と言ったビルバインですが、ある意味プロ素人問わずモデラーの技量が試されるキットではないかと思いました。
ここまでやったんだからもう二度と作りません。(笑)
あとはダンバインのようにリバイブしてくれたら買おうかなと思っている程度です。
【バンダイホビーサイト】HGAB ビルバイン

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