GoogleはOpenAIの生成AI「ChatGPT」以前からAIの研究・開発をしていたのは有名ですが、ChatGPTが世間の注目を集める様になって以降、Googleもそれに追いつかんとBard→Geminiと生成AIの開発に注力する様になりました。
これ以外にもGoogleは「AI Test Kitchen」内で試験的に様々な生成AIを運用していました。
【AI Test Kitchen】https://aitestkitchen.withgoogle.com/ja
AI Test Kitchenで運用されていた生成AIはこれまではサンプル生成例のみが公開されていて、一般の人が実際に使って生成することは出来なかったのですが、つい最近は一般の人にも使用できる様になった様です。
その中には音楽生成AIである「MusicFX」というものもあって、これもかつてはサンプル生成例のみが公開されていましたが、これが自分でプロンプトを入力して音楽を生成できる様になったのです。
MusicFXはGoogleの生成AIの中で一番注目していたAIでした。
【MusicFX】https://aitestkitchen.withgoogle.com/ja/tools/music-fx
音楽系生成AIは世の中に色々と出回ってはいるのですが、現在のところ無料で使える手頃な音楽系生成AIはMusicFXとみていました。
私がGoogle経済圏の中で生きているという事情もあるのですが….(^^;)
MusicFXを利用するには勿論Googleのアカウントが必要です。
ログインすると左側にプロンプトを入力するエリアのある画面が出てきます。
プロンプトの入力に関しては現時点では原則英語対応のようで、日本語で直接入力するとその場でローマ字に強制変換されます。
かといって日本語を理解していないかといえばそうではなく、メモアプリ等で日本語のプロンプトを書いて、それをコピーしてMusicFXのプロンプト内にペーストして生成ボタンを押せば、プロンプトの内容に沿ってBGMが生成されます。
私も実際使ってBGMを生成してみましたが、動作を見る限り、MusicFXは書かれているプロンプト内の「楽器名」とか「リズム」や「ジャンル」、「音楽の雰囲気」など音楽の生成に必要な言葉を抽出して、それに基づいてBGMを生成しているようです。
生成した曲のダウンロードが可能です。
私もYouTubeで使っています。
生成できるBGMの長さは基本は30秒前後。
設定で最大で70秒前後までで、ループ設定は出来るのですが、曲の前後が繋がらないこともあり、そこは動画編集で使用する時は自分で調整する必要が出てきます。
またMusicFXにはDJモードがあり、生成した曲をリミックスすることが出来ます。
しかし、このモードで作る曲は今のところダウンロードが出来ません。
MusicFXについては一応YouTubeのサブチャンネルでレビュー動画をUPしているのですが、問題が発生しておりまして、2024年11月15日の地点でMusicFXは著作権の問題についてクリアーしていないようです。
現実問題として、私のYouTubeチャンネルでMusicFXで生成したBGMを使用しているいくつかの動画が著作権の問題でブロックされています。
よって、現在はMusicFXのレビュー動画は非公開にしております。
MusicFX以外にも画像生成のImageFXやラッパー向けに開発されているTextFXが使用できます。
VideoFXはサンプルが公開されているのみですね。
生成AIでは出遅れていると言われているGoogleですが、まだまだこれからですね。
Googleの生成AIの進化に期待します。
【P.S.】これはGoogleに提案なのですが、生成中の時間を使ってAdSenseの全面広告のようなものを出してみてはいかがでしょうか?
まぁ〜私があくまでタダで生成AIを使い倒したいがためのあくまで提案なのですが…(笑)